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【サポートブックとは】安心した社会生活を送るために使える本をご紹介!

障害のある人が進学や就労、社会生活を送るにあたって自身の特性や必要な配慮などを周りに知らせたり、職場に告知したり、誰からも同じ支援を受けて安心した社会生活を送る必要があります。

しかし、自身の特性や必要な支援を自分で全て把握することは非常に難しく、さらには気付けていない点もあります。

そんな時に役立つのが「サポートブック」と言われるものです。これは、社会生活を送る上での自身のSOSになります。

一体どんなものなのでしょうか。

目次

サポートブックとは

サポートブックとは、障害のある人が自身の過去の支援から得た障害特性や必要な配慮等を記載したもので、生まれてから今までの支援や関係機関との記録になります。

同時に、本人について様々な生活場面で周囲の人に理解してもらうためのツールとしても利用が出来ます。

どんなことが書いてあるの?

基本的な記載事項は障害に関する特性や配慮に加えて、乳幼児期から成人期に至るまでの各ライフステージにおける成長の過程や各支援機関での相談内容や支援の記録が記載されています。

また、サポートブックも用途が多岐に渡り種類も幅広く、社会生活だけでなく就労先や進学する上でもサポートブックが活用されることがあります。

その場合は働く上における配慮や身辺自立等の日常生活動作、学習の際に必要な支援などの項目に特化したサポートブックもあり、地域によっては「就労サポートブック」や「就労パスポート」、「就労レファレンスブック」という名称で呼ばれたりします。

特に、厚生労働省が導入をしている精神障害者の就労支援ツールである「就労パスポート」は過去に支援ツールとしてあったナビゲーションブックを改良し、精神障害のある人が就労をする際に自身の障害特性把握をして職場に告知し、職場定着を図る目的で導入されました。

どんな時に使うの?

サポートブックを使う時は基本的に以下のような時になります。

  • 療育機関に通うとき
  • 就園、就学、進学するとき
  • 担任の先生が替わるとき
  • 病院にかかるとき
  • 行政窓口や相談に行くとき
  • 福祉サービスを利用するとき
  • 就職するとき
  • 託児やショートステイなど本人を預ける時

上記のような時に活用するとスムーズに本人の特性や配慮を理解してもらいやすく、ライフステージの変化や公共機関の利用など様々な場面で使用することが出来ます。

サポートブックはどこで作ってもらえるの?

サポートブックは基本的に自身の支援機関に作成を依頼することが多いです。

本人や保護者が作成することもできますが、自身の特性などを客観的に見る必要があるため、普段から自分の支援を行っていて且つ専門的に見ることが出来る支援機関と連携しながら作成していくのがいいと思われます。

また、日常生活におけるサポートブックに関しては市町村のホームページで書式がダウンロードできる場合がありますので、
ぜひ活用しましょう。

まとめ

サポートブックは生活していく上で様々な場面で活用することが出来ます。

活用することで誰もが本人に対して必要な配慮や支援ができ、進学や就労の場面では本人だけでなく支援する先生や雇用する事業主にも大きく貢献することが出来ます。

結果としてそれが不登校や職場定着率の低下を防いでくれ、周囲の障害に対する理解を深めるきっかけになると思います。

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