障害のあるお子さんの将来に不安を抱えている方は多くいらっしゃるかと思います。
「大人の発達障害」のように障害が軽ければ軽いほど健常者として見られることが多く、そこで生きづらさを感じて2次障害を発症してしまうこともあります。
障害のある方の大きな収入源として「障害者年金」などの制度もありますが、この先制度の変更などがある可能性も十分に考えられます。
そうした中で必要になってくることとして、障害のある方が経済的に自立できるための「働く力」だと思います。
その働く力を養う方法として就労移行支援事業所や放課後等デイサービスでおこなわれている3つのスキルトレーニングがあります。
その3つのスキルトレーニングとは、それぞれ「社会性」「職場で使える力」「自立力」の向上を目的としたプログラムです。
この3つのトレーニングにはそれぞれ違った目的があり、働くことを含めた日常生活において重要なものです。
今回はこの3つのトレーニングを簡単にご説明いたします。
ソーシャルスキルトレーニング(SST)
ソーシャルスキルトレーニングとは日常生活におけるコミュニケーションに焦点を当てたトレーニングです。
簡単に言うと「コミュニケーションのコツ」を練習する場です。
具体的には日常生活で考えられる場面をロールプレイやグループワークなどを通して対人コミュニケーションの練習をし、それによって実際の場面でうまくいったときに、自己肯定感が高まり、ソーシャルスキルが身についていきます。
ジョブスキルトレーニング(JST)
ジョブスキルトレーニングはソーシャルスキルトレーニングの内容をより就労にフォーカスしたものです。
ロールプレイやグループワークなどの方法は同じなのですが、電話対応や来客応対、上司への報連相など仕事をする上でのコミュニケーション場面に特化しています。
こうしたジョブスキルトレーニングは就労移行支援事業所や就労準備型放課後等デイサービスで多くおこなわれています。
ライフスキルトレーニング(LST)
ライフスキルトレーニングはコミュニケーションというよりも規則正しい生活リズムにすることや自己の体調管理、身だしなみなどといった日常生活での生活面でのスキルのトレーニングになります。
実際、どれだけ仕事ができてもこうした自己管理ができていないと働き続けるのは難しいのが現実です。
ライフスキルトレーニングは働くことの手前として重要なスキルになります。
まとめ
社会性や職場での対人関係、生活していく自己管理能力などは通常自然と身についていくものですが、障害を抱えている方にはすべてを自然に習得するのは難しい場合があります。
また、職場定着の問題として対人関係と自己管理能力が離職の要因となっているのも事実です。
しかし、こうした3つのスキルトレーニングをおこなうことでそれぞれのスキルを身に着けることができ、それが「働く力」に直結していくと思われます。
これらのスキルトレーニングをおこなっている所
ソーシャルスキルトレーニングやジョブスキルトレーニングは就労移行支援事業所や就労準備型放課後等デイサービス。
ライフスキルトレーニングは生活訓練型放課後等デイサービスがあります。
お子さんの将来の目標に合ったプログラムを提供している事業所を選ぶことをお勧めいたします。
愛知県豊田市にある「放課後等デイサービスPolaris(ポラリス)」では、「就労準備型放課後等デイサービス」と「生活訓練型放課後等デイサービス」を展開しており、中高生向けや小学生向けに3つのスキルトレーニングをおこなっています。
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