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【超わかりやすい】発達検査を初めて受ける方のために詳しく解説します!

発達検査を受けるのは抵抗がある親もいるかもしれません。

ただ、発達検査はマイナスな面を明らかにするものではなく、教育や支援のし方がわかるという大きなプラスの面があります。

子育てや学習指導に悩んでいるなら、発達検査を受けることで解決するかもしれません。

発達検査の種類や、発達検査のプラスの面、発達検査を受けるときに注意してほしいことをご紹介します。

目次

発達検査の種類は?

子どもが受けられる発達検査は、4つの種類があります。

①田中ビネー式知能検査

フランスの心理学者ビネーが考案し、精神科医のシモンや学者のターマンの協力のもと、つくられた知能検査。

これを「田中寛一」が翻訳し、日本の文化や風土に合わせた改訂をおこなったものです。

さまざまな検査項目から、1つのIQを割り出します。

【田中ビネー式知能検査Vとは】特徴やわかることを具体的に解説します

②ウェクスラー式知能検査

ビネーの知能検査に問題点を指摘して、アメリカの精神科医ウェクスラーが考案、作成した知能検査。

WIPPSI(幼児用)、WISC(児童用)、WAIS(成人用)の3つに分かれています。

知能を細かく分けて検査する方式をとっています。

【ウェクスラー式知能検査とは】特徴やわかることを具体的に解説します

③K-ABC検査

アメリカの学者カウフマン夫妻が、発達障害や学習障害の子どもを支援するために作成した発達検査です。

本来の知能と学力を別々に測り、2つの結果をあわせた総合判断をおこないます。

【KABC-Ⅱ検査とは?】認知能力と学力の基礎となる習得度がわかる!

④新版K式発達検査2001

京都市児童員で開発された、発達を多面的に評価する知能検査です。

子どもの反応にたいして、課題ごとに決められた反応基準を満たしているかどうかで発達を判断します。

【新版K式発達検査とは】子どもの発達検査について

発達検査を受けるメリットは?

発達検査を受けること3つのメリットがあります。

1 気になっていることの原因がわかる
2 支援の方法がわかる
3 教育・学習指導方法がわかる

この3つを知ることができます。では、詳しく説明していきます。

学習や生活面で気になっていたことの原因がハッキリする

子どもがあまり反応を示さなかったり、喋らなかったりなど心配していることはありませんか?

発達検査を受けることで、その悩みの原因がわかります。

たとえば、田中ビネー式知能検査では、知能がどの年齢の子たちと同じなのかがわかります。

ウェクスラー式知能検査だと、お子さんのどの能力が弱いのかを知ることができます。

お子さんの特性や生活の支援を理解できる

言うことを聞かなかったり、コミュニケーションがうまくいかないとき、どのように子育てをしていけばいいのかわからなくなる方は少なくありません。

そんなとき発達検査を受けると、どの能力が優れているかそうではないかなど、お子さんの特性を理解することができます。

今まで言うことを聞かなかったのは、言葉を聞き取る能力が弱く、聞き取れなかったからかもしれません。

または、ADHDの特性である忘れっぽさが影響したのかもしれません。

その場合は、イラストなどをつかってコミュニケーションをとったり、メモをとらせたり、忘れ物の確認を一緒におこなうなど工夫する必要があります。

お子さんの特性を知ることで、お子さんとのコミュニケーションや、生活の支援がうまくいきます。

教育・学習指導がわかる

「勉強しなさい!」と叱っても、まったく机に向かおうとしない。

一つの教科がうまくいっているのに、別の教科はどれだけ教えても上達しない、ということがあるでしょう。

K-ABC検査では、子どもの知的能力と現在の学力(読み・書き・計算などくわしく)を測ることによって、今の勉強法が合っているのか、どんな勉強法や教材がお子さんに合っているのかを知ることができます。

文字を読み取るのが苦手なのに、文字ばかりの教材を使っている。

書きとり能力が弱いために学校の授業についていけず、やる気を失っている。

このようなケースも明らかになります。

とくに、お子さんに知的能力があるのに、習熟度が低い場合は、学習方法を見直したり、環境を整えなければいけません。

発達検査でわかるのは「発達の遅れ」といったマイナスのことばかりではなく、これからの支援や指導のし方がわかるというプラスの面がとても大きいのです。

発達検査を受けるときの注意点は?

では、発達検査の結果をできるかぎり正確に出すためには、何に注意をするべきでしょうか。

子どもの様子、まわりの環境に配慮する

子どもが疲れていたり、不安や緊張を感じていると検査結果が変わることがあります。

そのため、検査を受ける日の子どもの様子に気を配ったり、検査する場所で、検査や空間への緊張や不安を感じさせないよう、配慮しなければいけません。

再検査は1年以上空けておこなう

どの検査も、再検査が許されています。

ただし、田中ビネー式知能検査やウェクスラー式知能検査、K-ABC検査は問題が変わらないため、正解を覚えられてしまうおそれがあります。

新版K式発達検査は紙面ではなく、子どもの反応を見るテストなので、そのようなリスクはありませんが、あまり近い時期にすると同じ反応をする可能性大です。

年齢や環境による変化を見るためにも、1年以上、期間を空けることをおすすめします。

検査結果がすべてではないと覚えておく

知能や特定の能力が低いからといって、お子さんのすべてが決まるわけではありません。

能力は、お子さん自身の努力であったり、好み、家庭や学校での環境などさまざな事柄に影響を受けてできた結晶です。

テストでは、そのような背景の細かいところまで判定することはできません。

あくまで検査のなかでの能力を見るだけです。

「検査結果がすべてではない」ということを忘れず、お子さんの苦手な部分をサポートしたり、お子さんの特性を理解して生きやすく育てるための指針として見てください。

まとめ

今、子どもたちにおこなわれている発達検査は4種類あります。

  1. 田中ビネー式知能検査
  2. ウェクスラー式知能検査
  3. K-ABC検査
  4. 新版K式発達検査

それぞれ特徴があります。

お子さんの何を知りたいのか、どんな悩みを解消したいかなどを考えて、検査を受けてみましょう。

【発達障害児子育て】K式発達検査!3つの内容と発達検査の落とし穴

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