小学3年生の長女、小学1年生の自閉症スペクトラムの息子と超低体重で生まれた発達障害の娘を持つ、3児パパサラリーマンです。
パパが発達障害の情報や体験を発信するのは珍しいと思います。
発達障害児子育てを頑張っているパパやママにとって少しでもお役に立てればと思います。
「みんなちがうけど、みんないっしょ」をモットーに、発達障害児の育メン目指して頑張っていますので、よろしくお願いいたします!
乳幼児や児童の発達を見極める発達検査とは?
自分の子どもの成長に不安を覚える場合や、子どもの成長の度合いを調べたい場合など、主にどんな発達支援が必要なのかを見定めるために用いるのが発達検査です。
では、実際に発達検査で何がわかるのでしょうか?
実際に自分の子どもが発達検査を受けてきましたので、内容を共有していきたいと思います!
この記事では、新版K式発達検査で何が分かるのかから意外な落とし穴まで、わかりやすく解説していきます。
子どもが実際に受けた発達検査は『新版K式発達検査』
発達検査にはいろいろな種類がありますが、実際に受けた発達検査は『新版K式発達検査』でした。
発達検査の結果を見ても、どの種類の発達検査を受けたかは書いていませんが、結果診断書の一番上に「京都国際社会福祉センター」と書かれていたら、まず『新版K式発達検査』とみて間違いないかと思います。
『新版K式発達検査』においておこなわれる検査の領域としては、以下の3つとなっています。
検査の結果では、全領域の合計が出てきますが、あまり合計は大事ではありません。
重要なのは、それぞれの領域において、どのような得意・不得意があるかであり、不得意の内容にテコ入れを行うことが今後の命題となってきます。
それでは、それぞれの領域においてどのような検査内容となっているのか、チェックしていきましょう!
姿勢・運動について
姿勢・運動とは、その名前の通り、身体的な発達を見る検査となります。
発達障害と聞くと、頭の中の話に注目してしまいがちですが、身体的な遅れがないかチェックするのも発達検査の大きな要素の一つとなっています。
特に身体的なハンデを抱えているような場合は、日々のリハビリの成果として検査を受けることもあります。
僕の子どもは足の発達が遅いため、ジャンプ関連の検査で低い結果が出ました。
認知・適応について
認知・適応では、主に知能を司る頭脳の発達が中心の検査となります。
ものや動物の名前を当ててみたり、簡単なパズルを行ったりしますが、幅広く検査は行われるので、総合的な知的発達の状態を知ることができます。
傍からみると遊びのような内容になっていますが、実は一つ一つがしっかりと意味を持った内容ですので、なかなか侮れません。
言語・社会について
言語・社会では、俗にいうコミュニケーションをチェックする検査となります。
コミュニケーションというのは、発達検査の中では非常に重要なウェイトを占めているのではないかと僕は思います。
というのも、発達障害の中の定義には「社会の生活において困難がある」という項目があり、この困難というのがコミュニケーションに直結しているからです。
コミュニケーションにおいて、非常に重要な役割を担うのが「言語」です。
僕の子どもはコミュニケーションへの意欲はあるものの、なかなか発語がうまくいかなかったため低い結果となりました。
発語の遅れは、話すこどだけでなく、耳からの情報が曖昧になってしまい、学ぶことが困難になってしまう恐れを生み出します。
発語の上達には個人差があるため、なかなか発達検査に踏み出せない背景がありますが、できれば早い段階で受けてあげたほうが、本人のためになるかなと思います。
発達検査の落とし穴!子どもは意外と天邪鬼!
自分の子どもがどれくらい成長してくれているのか、客観的にチェックしてくれるのが発達検査の良さです。
しかしその一方で落とし穴も潜んでいます。
その落とし穴とは、「受ける子どもが皆マジメに取り組むかはわからない!」という内容です。
パパやママは発達の度合いが知りたくて発達検査を受けるわけですが、当の本人からしてみたら重要性を理解することは難しいですし、普段感じることのない環境で普段の力が出せないケースも出てきます。
ちなみに僕の子どもが受けた際、いつもならもっと喋るのに、発達検査ではほとんど喋ってくれず、非常に低い結果が出てしまったという苦い思い出があります。
それも全部ひっくるめて発達検査だと言われたらそれまでですが、親の思い通りにいくとは限りませんので、注意が必要です。
とは言え、普段の日常生活をそのまま発達検査で知ることは難しいものの、療育手帳の取得においては信ぴょう性が高くなるため発達検査は欠かせません。
日常生活で自分の子どもの成長に疑問を感じているのであれば、一度発達検査を受けてみるのも一つの手かなと思います。
最近は発達検査を受ける方が増加している傾向があるようなので、早め早めの行動をお勧めします!