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障害者雇用の面接に役立つ「就労パスポート」

 精神障害をオープンにして就活をする場合、面接では障害特性などを伝えることになります。

やはり、緊張する面接の中で、障害特性を伝えるのは、ストレスになるでしょう。

しかし、就労パスポートを活用すれば、そんな悩みを解決することができます。

目次

就労パスポートってなに?

履歴書

 就労パスポートとは、自分の「障害特性」や「配慮してほしいこと」などが書かれた、書類のようなものです。

「自分の取扱説明書」と言えば、わかりやすいでしょうか。

精神障害をオープンにして面接する場合、障害特性などを自分で伝えなければいけないため、ストレスを感じやすいものです。

しかし、就労パスポートを面接官に提出すれば、簡単に障害特性などが伝わります。

いわば、就労パスポートとは、就職活動を楽にするアイテムなのです。

地域によっては「ナビゲーションブック」など、名称は様々です。

自分の障害特性が書かれている

 例えば、あなたが「パニック障害」を患っており、「大勢の中でパニック発作を起こしやすい」という障害特性を持っているとします。

この場合、就労パスポートには、「大勢の中でパニック発作が起こりやすいです」というような記載がされます。

このように、就労パスポートには、障害特性が書かれるのです。やはり、障害特性って、たくさんあると、自分でも覚えにくいですよね。

ましてや、そんなたくさんの障害特性を、面接官に伝えるのは難しいはずです。

就労パスポートには、障害特性を全て書くこともできます。

そのため、自分の障害特性を覚えなくても、簡単に面接官に伝えることができるのです。

配慮してほしいことなども書かれる

 精神障害者である場合、「仕事上で配慮してほしいこと」もありますよね。

例えば、あなたが「パニック障害」を患っており、「大勢の中でパニック発作を起こしやすい」という障害特性を持っているとします。

この場合、「大勢の前で仕事をする機会は避けてもらいたい」など、「仕事上で配慮してほしいこと」が出てくるはずです。

そんな、「仕事上で配慮してほしいこと」も、就労パスポートに書くことができます。

精神障害者の上司は、「何を配慮すべきか」を理解しにくいものです。

そのため、何の悪気もなく、「大勢の前で発表する」などという業務を与えるかもしれません。

しかし、就労パスポートに、「大勢の前で仕事をする機会は避けてもらいたい」と書いておけば、「大勢の前で発表する」という業務が与えられることはないでしょう。

また精神障害以外の方にも「サポートブック」と呼ばれる自身の特性や配慮、乳幼児期から受けてきた支援に関して書かれたものも存在し、就労時だけではなく生活する上での様々な場面に使用されます。

面接で障害特性などを伝えるのは難しい…

悩む女性

 精神障害をオープンにして面接をする場合、障害特性などを伝えなければいけません。

しかし、障害特性を伝えるのは、とても難しいことでしょう。

ただ、就労パスポートを面接官に提出さえすれば、障害特性などを簡単に伝えることができますよ。

面接では様々な記憶を呼び覚ますもの

面接においては、志望動機・長所短所・将来ビジョンなど、様々なことを面接官に伝えなければいけません。

そのため、面接の前日などには、志望動機なんかを、記憶したりしますよね。

このように、面接においては、様々なことを記憶して、それを呼び覚まさなければいけないのです。

 ただでさえ緊張している面接ですが、様々な記憶を呼び起こさなければいけません。

そんな中で、「障害特性」や「配慮してほしいこと」を伝えるのは、かなり難しいでしょう。

面接で就労パスポートを提出すれば解決

 就労パスポートには、「障害特性」や「配慮してほしいこと」などが書かれています。

つまり、面接官に就労パスポートを渡せば、「障害特性」や「配慮してほしいこと」を簡単に伝えることができるのです。

就労パスポートを面接官に提出すれば、障害特性などを記憶しなくて済むわけですね。

やはり、余計な記憶をしなくていいわけですから、より志望動機などを記憶しやすくなるでしょう。

面接で就労パスポートを出して、失礼じゃない?

悩む女性2

 面接を受けるときには、履歴書と職務経歴書を提出するのが一般的です。

そのため、「面接で就労パスポートを出すのは失礼では?」という意見が、よく聞かれます。

しかし、面接で就労パスポートを提出しても、全く問題ありません。

企業側は、精神障害者の採用活動をするにあたって、「精神障害者の障害特性」などを的確に知りたいものです。

そのため、就労パスポートを提出することは、企業にとってもありがたいことなのです。

面接で就労パスポートを提出したからといって、選考が不利になることはありませんので、安心してください。

まとめ

 就労パスポートには、「障害特性」や「配慮してほしいこと」などが書かれます。

この、就労パスポートを面接官に提出すれば、障害特性などを、的確に伝えることができますよ。

やはり、ただでさえ緊張する面接ですから、自分で障害特性などを伝えるのは、不安を感じますよね。

しかし、就労パスポートを提出すれば、そんな悩みは解決されるのです。

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