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話題のVRを使ったソーシャルスキルトレーニングを体験してみました

VRを使ったソーシャルスキルトレーニングを実際に体験した時の話を書いていきたいと思います。

現在、巷ではVRを使ったゲームや動画コンテンツなどがたくさんありますが、実際の見え方や音の聴こえ方などでどうやって臨場感を演出するのか全く想像がつきませんでした。

目次

VRゴーグル装着

VRゴーグルを手に取り実際に装着してみると、見た目の大きさから想像していたよりも重くなく、あまり違和感はありませんでした。

頭部を固定するバンドも調節幅が広く、しっかりと固定すればよほど激しい動きをしない限り外れないと思います。

VRゴーグルには本体上部に主電源のボタンや音量調整のボタンがあり、スリープモードや電源のON・OFF、音量は本体についているこのボタンで操作します。

これらのボタンは装着していても操作できますが、慣れていないと操作し辛いかもしれません。

そのほか、ガングリップタイプのコントローラーが付属しており、映し出された画面の操作はコントローラーで行います。

VRゴーグルから見える世界

装着後、本製品の電源を入れるとオープニング画面が始まり、その後ホーム画面と言われる再生動画やアプリの選択画面に映ります。

このホーム画面の背景はラウンジのようになっていて、ソファーや海の見える窓などがあり、視界も1周見渡せるため、リゾートホテルの一室にいるかのようでした。

基本的にはそれと合わせて再生される動画やアプリのアイコンが表示され、コントローラーで選択していきます。

VRソーシャルスキルトレーニング アプリ立ち上げ~映像選択

いよいよ本題であるソーシャルスキルトレーニングのアプリを立ち上げはじめてみると、ゲームのようにシングルモードかマルチモードかの選択画面が表示されます。

シングルモードとはその名の通り自分一人で行うモードの事で、マルチモードとは親機のタブレットを操作しながら連動させたVRゴーグルと映像を共有化し複数台で同じものを見ることができる集団モードです。

基本的にはソーシャルスキルトレーニングを行う際はマルチモードで、シングルモードは実施者がリハーサルなどをおこなう際などに使用します。

モード選択が終わると、いよいよ映像選択の画面に映ります。

用意されている映像は就労編や学校編など場面によって様々なシーンを選択できるようになっていて、それぞれ多くて1~5までの段階分けがされています。

今回は就労編を選びました。

VRソーシャルスキルトレーニング 映像再生開始

今回は職場で自己紹介をする時、どのようにおこなったらいいかという課題の内容です。

実際に映像が映し出され、自分が職場のオフィスに立っている状況でした。もちろん1人称視点で360度どこでも見渡せ、まるで本当に職場のオフィスにいるような感覚でした。

目の前には職場の上司や先輩と思われる人たちが立っていて、上司が紹介してくれると自己紹介タイムになります。目の前にだんだん短くなる黄色いバーが表示され、それがなくなるまでに自己紹介を終えなくてはいけません。

その間の役者の人たちは頷いていたり、しっかり目を見ていたりと、まるで本当に自己紹介を聞いているようでした。

当然役者の人たちは会ったことがない初見の人になるため、それ相応の緊張感がありました。

まるで本当に新しい職場で自己紹介をしているような生々しい緊張感であり、頭の中で自己紹介の言葉を事前に用意しても噛んでしまったり言葉に詰まってしまったりしてしまうことがありました。

自分の自己紹介が終わると、部長や先輩役の人たちがそれぞれ順番に自己紹介を始めます。

話している人に合わせて視界を動かしながら名前や役職などをしっかり覚えるように聞きます。

全員の自己紹介が終わると、このセッションでの映像は終わりとなります。

だいたい2~3分ほどの映像になるため、長すぎず目の疲労にも影響が出ないほどの時間です。

映像終了後

映像終了後は進行シートに記載されている状況理解度や、おこなった自己紹介での内容や話すときのトーンといった様々なポイントを踏まえて良かった点や悪かった点を挙げ、その反省をもとにまた同じ映像を再生し、内容を改善します。この点は、通常のソーシャルスキルトレーニングにおけるモデリングの役割になるかと思います。

最終的にはソーシャルスキルトレーニング同様にまとめや日常生活において取り組めることを話し合い、次のプログラムに映るのが大まかな流れです。

まとめ

今回VRソーシャルスキルトレーニングを初めて体験し、通常のSSTではなかなか再現できない緊張感や臨場感を感じることができました。

映像内も細かく見渡せるため、話したり聞いたりする際はどこをみればいいかなども学ぶことが出来ます。

しかし、リアルすぎる映像の関係もあり、感覚が慣れていないと気分を悪くしてしまうこともあるかもしれないので、その時の体調と相談しながら進めていくといいかもしれません。

記事No.302

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